Strutsの基礎について
- 2020.08.03
- プログラミング・技術・開発
- 解説

Javaでプログラミングする際にStrutsという言葉をよく聞きませんか?
Strutsは、多くのサイトで使用されているフレームワークです。
使用されているサイトが多いからこそ、知っていなければいけません。
今回は、Strutsの基礎について、解説していきます。
Strutsとは
ネットで調べると下記のように出てきます。
Java Servlet APIを拡張して、MVCアーキテクチャを採用したオープンソースのフレームワーク
特徴
MVCモデル
フレームワークの構造として、MVCモデル2パターンを採用しています。
Webアプリケーションのビューとビジネスロジックを分離する設計思想。
プラグイン機能
必要に応じて、プラグインという形で機能を追加可能です。
Struts 1でも実現していましたが、Eclipseのプラグインのように、追加機能のJARファイルを置くだけというシンプルな形で利用できるようになっています。
アノテーション機能
アノテーションとしてソースファイルに設定を記述することで、
XMLファイルでの設定を減らせるようになっています。
また、規定に従ったクラスの命名などを行うことで、設定ファイルの記述を大幅に削減することができます(ゼロ・コンフィギュレーション)。
タグライブラリ
下記のようなタグが用意されており、使用することで、記述レベルの差異が出ず、均等で質のいいサイトを構築できる。
- htmlタグ
- beanタグ
- logicタグ
- tilesタグ
- nestedタグ
メリット
- 生産性の向上
- シンプルコードで記述できる
- 記述レベルに差異が出ず、均等に質のいいサイトを構築できる
フレームワークについて
Strutsは、現在でも多くのサイトで使用されています。
しかし、Struts1のサポートは、2013年4月に終了しています。
サポートが終了していることにより、脆弱性の問題が発生しています。
今後のフレームワークでStruts1が使用されることは、少なくなっていくと思いますが、現在多くのサイトで使用されているため、
他のフレームワークに移行作業が発生すると考えられます。
そのため、Strutsの理解が必要になります。
他のフレームワーク
- Spring Framework
- Java EE
- SAStruts
- Play Framework
- Apache Struts
以上、Strutsの基礎的な知識について解説しました。
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